ひな形Excel更新 2026-10-25

効果測定シート

このひな形でできること

AIの導入前と導入後の値を指標ごとに並べ、差・変化の率・時間の価値の目安とAIにかかる費用を数式で比べて、続ける・広げる・見直すの判断に使えます。

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自社の規程・契約・関係する法令に合わせて直してお使いください(サイトの利用について)。

ガイド「AIの効果の測り方:時間・費用・品質の指標」で説明している手順に合わせて作ったExcelのファイルです。基準値と導入後の値を入れると、差と変化の率が数式で計算されます。「費用の比較」のシートでは、減った時間の価値の目安と、AIの利用料・設定費・教育費を同じ表に並べて比べます。

使い方

① 目的を一文で書きます。 「指標」のシートの上部に、対象の業務と、AIを使う目的(例:議事録を会議の翌日までに共有できるようにする)を書きます。

② 比べる単位を決めます。 「1件あたり」「会議1時間あたり」「1か月あたり」など、基準値と導入後で同じ単位を使います。

③ 指標を2〜4個選びます。 時間・費用・品質・売上・社員の負担の種類から、業務に合うものを選びます。指標ごとに「少ないほどよい/多いほどよい」を選ぶと、改善したかどうかが表示されます。

④ 導入前の基準値を記録します。 2〜4週間程度、いまのやり方での値を記録します。基準値を取り忘れた場合は、過去の記録から推定し、前提をコメントに残します。

⑤ 導入後に同じ方法で測ります。 慣れる期間を見込んだうえで、基準値と同じ単位・同じ方法で測ります。差と変化の率は数式で計算されます。

⑥ 費用を並べます。 「費用の比較」のシートに、月に減った時間、1時間あたりの人件費の目安、AIの利用料・設定費・教育費を入れます。差し引きの目安が数式で計算されます。

⑦ 振り返りで判断します。 導入から3か月程度は月に1回、落ち着いた後は四半期に1回などの頻度で見直し、続ける・広げる・使い方を見直す・止める、のいずれかを決めます。

中身(見出し)

シート内容
使い方記入の手順、各列の意味、色の凡例、振り返りの頻度の目安
指標対象の業務・目的・単位、番号、指標の種類、指標、単位、よい方向、基準値、基準値の測り方と期間、導入後、導入後の測り方と期間、差(数式)、変化の率(数式)、改善したか(数式)、コメント
費用の比較月に減った時間、1時間あたりの人件費の目安、時間の価値の目安(数式)、外部委託費などの減った費用、AIの利用料・設定費(月割り)・教育費(月割り)、AIにかかる費用の合計(数式)、差し引きの目安(数式)、費用に対する効果の倍率(数式)
振り返りの記録日付、参加者、結果の要約、判断(続ける・広げる・見直す・止める)、次の対応

「指標」のシートの「指標の種類」は、次の5つから選べます。指標の例も入力の参考として「使い方」のシートに載せています。

  • 時間: 1件あたりの作業時間、依頼から完了までの日数、月あたりに減った作業時間
  • 費用: 外部への委託費、残業時間、AIの利用料・設定費・教育費を含めた費用
  • 品質: 誤りの件数や手直しの時間、差し戻しの回数、社内の基準を満たした割合
  • 売上: 提案や見積もりの件数、返答までの速さ、問い合わせから商談につながった割合(AI以外の要因の影響が大きいため、参考の指標として使います)
  • 社員の負担: 「作業が楽になった」と答えた人の割合、くり返し作業に使う時間、新しく入った人が業務を覚えるまでの期間

変化の率は「(導入後−基準値)÷基準値」で計算し、基準値が空欄や0のときは空白で表示します(IFERROR)。

記入例

架空の会社「株式会社〇〇」が、社内会議の議事録づくりに生成AIを使う場合の例です(数字は説明のための例です)。

項目記入例
目的議事録の作成にかかる時間を減らし、会議の翌日までに共有する
単位会議1時間あたり
指標(時間)作成時間:基準値60分 → 導入後25分(差−35分、変化の率−58%)
指標(時間)共有までの日数:基準値2日 → 導入後1日
指標(品質)参加者からの修正依頼:導入前とほぼ同じ
コメント固有名詞の誤りが目立つため、用語の一覧をAIに渡す工夫を加える

使うときの注意

  • 自社の業務と規程に合わせて直してください。 指標の種類や単位は一般的な例です。業務システムの記録を使える場合は、その項目に合わせて列を直してお使いください。
  • 金額は目安として扱ってください。 減った時間の価値は、1時間あたりの人件費の目安をかけた参考の値です。実際の費用の削減とは分けて説明すると、誤解が生まれにくくなります。会計や税務の扱いに関わる判断は、税理士などの専門家に確かめていただくと安心です。
  • 数字だけで判断しないでください。 生まれた時間の使い道、品質とリスク、現場の受け止め方、測れない効果もコメントや振り返りの記録に残します。導入直後の数字は慣れや物珍しさで上下しやすいため、複数回の結果で傾向を見ます。
  • PoCの条件と照らし合わせてください。 PoCで成功と撤退の条件を決めている場合は、その条件と同じ指標・同じ測り方にそろえると判断しやすくなります。
  • このひな形は参考のための資料で、監査・評価・認証に代わるものではありません。

よくあるご質問

Q指標はいくつ選べばよいですか?

A業務の目的に合わせて2〜4個を組み合わせるのが目安です。時間の指標から始め、品質の指標をセットで見ると、手直しが増えていないかも確かめられます。

Q減った作業時間の金額は、費用の削減として扱ってよいですか?

A減った時間はほかの業務に使われることが多いため、すぐに人件費が減るとは限りません。シートの金額は「時間の価値の目安」として扱い、生まれた時間で何をしたかをコメントの欄に残しておくと、効果を説明しやすくなります。

このひな形を使うガイド

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