調査・データ2026-10-30

AISI、オープンウェイトモデル「GLM-5.3」のサイバー能力の評価を公表 既知の脆弱性を突く攻撃コードの開発能力が前モデルから向上

AIセーフティ・インスティテュート(AISI)は2026年10月30日、重みが公開され利用者が自ら実行・改良できるオープンウェイトモデル「GLM-5.3」について、攻撃コードの開発能力を評価した結果を「AI検証ノート」として公表しました。評価には、Webブラウザーなどで使われるJavaScriptエンジン「V8」の既知の脆弱性を題材にした41課題のExploitBenchを使い、確認できた攻撃能力をT5からT1の5段階(数字が小さいほど高度)で判定しています。設定を見直した後の評価では、平均スコアは前モデルのGLM-5.2の3.37点に対しGLM-5.3は8.34点、T1に達した課題はGLM-5.2の0件に対し8件で、そのうち7件では任意のコードの実行が確認されたとしています。

GLM-5.3とGLM-5.2の評価の結果(見直し後)

  • 評価の題材JavaScriptエンジン「V8」の既知の脆弱性を題材にした41課題(ExploitBench)。T5〜T1の5段階で、数字が小さいほど高度
  • 平均スコアGLM-5.2は3.37点、GLM-5.3は8.34点
  • T1に達した課題GLM-5.2は0件、GLM-5.3は8件(うち7件で任意のコードの実行を確認)
  • 読み方平均スコアだけでなく、課題ごとの到達の段階や採点・実行の記録による裏付けを確かめる必要があるとしています

2026年10月30日のAISIの「AI検証ノート」にもとづく整理です。特定の時点・条件での結果で、安全性を網羅的に確かめたものや、特定の製品を勧めるものではないとされています。

ノートは、平均スコアだけでは能力を正しくつかめず、課題ごとの到達の段階や採点・実行の記録による裏付けを確かめる必要があると指摘しています。そのうえで、攻撃者も利用しうるAIの能力の変化を示す評価の情報は、従来の脆弱性の情報や組織の状況と組み合わせることで、追加の調査や対策の必要性と優先順位を考える参考になりうるとしています。あわせて、特定の時点・条件での結果であり、安全性を網羅的に確かめたものや、特定の製品を勧めるものではないと説明しています。

企業にとっての意味

攻撃に使われうるAIの能力は、モデルの更新で短い期間に変わることがあります。こうした評価の情報を、これまでの脆弱性の情報や自社のシステムの状況と合わせて読み、修正の適用や追加の調査の優先順位を見直すきっかけにすると、守りを進めやすくなります。

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出典

  1. AIセーフティ・インスティテュート「AI検証ノート:オープンウェイトモデルのAIサイバー能力の変化を捉える~GLM-5.3の評価から考える脆弱性対策への示唆~」(2026年10月30日)

このニュースは、AIが一次情報を確かめて要約し、自動で掲載しています。正確な内容は出典をご覧ください。

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