ひな形Word更新 2026-10-26

AI推進の体制と役割分担表

このひな形でできること

AI推進の責任者・会議体・推進役・相談窓口・IT部門の役割と、やることごとの分担を表にまとめ、会議の頻度と議題を決めて社内に示せます。

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AI推進の体制と役割分担表をダウンロード

自社の規程・契約・関係する法令に合わせて直してお使いください(サイトの利用について)。

ガイド「生成AIのはじめ方:会社として最初の30日でやること」と「AI法と企業の対応:罰則のない法律で何をすべきか」で触れている、責任者と相談窓口を決める手順に合わせて作ったWordのファイルです。役割の説明と役割分担の記号は一例として入れてあり、会社ごとに決める部分は[  ]の空欄にしています。

使い方

① 関係する人を集めます。 経営者または担当の役員、管理部門(総務・法務・人事)、IT部門、AIを使う部署の代表が集まり、体制の案を作ります。

② 体制の全体像を書きます。 責任者・会議体・事務局・各部署の推進役・相談窓口・IT部門・管理部門の担い手を書きます。兼務でかまいません。

③ 役割分担表を直します。 やることごとに、◎(決める・責任を持つ)・○(行う)・△(相談を受ける・報告を受ける)を自社に合わせて付け直します。◎は1つのやることに1つにすると、責任の所在がはっきりします。

④ 会議体の頻度と議題を決めます。 立ち上げの時期は回数を多めにし、定着したら減らす形が続けやすくなります。経営会議への報告の時期も決めます。

⑤ 推進役と相談窓口を決めます。 推進役の兼務の割合の目安と、相談窓口の連絡の方法・回答の目安を書きます。

⑥ 承認を得て、社内に示します。 承認の手続きを経て、利用ルールとあわせて周知します。組織の変更があったときや年に1回など、見直しの時期を決めておきます。

体制づくりの流れ

  • 関係する人を集める経営者または担当の役員、管理部門、IT部門、AIを使う部署の代表で案を作ります
  • 全体像を書く責任者・会議体・事務局・推進役・相談窓口などの担い手を書きます(兼務で可)
  • 役割分担表を直すやることごとに◎・○・△を自社に合わせて付け直します
  • 会議体を決める頻度と議題、経営会議への報告の時期を決めます
  • 推進役と相談窓口を決める兼務の割合の目安と、連絡の方法・回答の目安を書きます
  • 承認を得て示す利用ルールとあわせて周知し、見直しの時期を決めておきます

中身(見出し)

見出し書く内容
1. 基本情報会社・対象の範囲、作成日・版、作成者、承認者、関係する社内の規程
2. 体制の全体像役割ごとの担う人(部署・役職・氏名)と主な役割
3. 役割分担表方針・ルール・ツールの承認・アカウントの管理・候補の選定・PoC・効果の報告・研修・相談・問題への対応・リスクの評価・社外への説明の12のやることと、役割ごとの記号
4. 推進の会議体会議の名前、議長、参加者、頻度と時間、事務局、記録の保存先、経営会議への報告
5. 会議の頻度と議題の例毎回・月1回・四半期ごと・年1回・随時の議題の例
6. 各部署の推進役部署、推進役、兼務の割合の目安、いま取り組んでいること
7. 相談窓口窓口の名前、連絡の方法、受け付ける内容、回答の目安、問題が起きたときの連絡先、報告した人の扱い
8. IT部門の役割ツールの技術的な確認、アカウントと権限、システムとの連携、セキュリティ、利用の状況の集計
9. 見直し・変更の記録見直しの時期と担当、変更の記録

役割分担表の3つの記号

  • ◎決める・責任を持つ。1つのやることに1つにすると、責任の所在がはっきりします
  • ○行う
  • △相談を受ける・報告を受ける

記号の付け方は一例です。自社に合わせて付け直します。

記入例

架空の会社「株式会社〇〇」(社員50名)が、全社で生成AIの利用を始める場合の例です。

  • 責任者: 管理担当の取締役。四半期ごとに経営会議へ報告します。
  • 会議体: 「AI推進会議」。立ち上げから3か月は月2回、その後は月1回・60分。参加者は責任者・各部署の推進役・情報システム担当・総務部長です。
  • 推進役: 営業部・総務部・製造部から1名ずつ。業務の1割程度を目安に兼務します。
  • 相談窓口: 総務部が社内チャットの専用の場で受け付け、2営業日以内に回答します。
  • 役割分担の例: 「ツールを選び、承認する」は責任者が◎、会議体とIT部門・管理部門が○、推進役が△。

使うときの注意

  • 会社の規模と既存の会議体に合わせて直してください。 記号と会議の頻度は一例です。新しい会議を作らず、既存の会議の議題に入れる形でもかまいません。
  • 責任者は、判断できる立場の人にしてください。 ツールの承認や予算、問題が起きたときの判断を担うため、経営者や役員、部門長が務めると進めやすくなります。
  • 報告しやすい窓口にしてください。 速やかに報告した人を不利益に扱わない旨を利用ルールに書き、周知しておくと、問題が早く見つかります。利用ルールは「生成AIの利用ルール(生成AIの利用ルール(ひな形))」を使って作れます。
  • 関係する指針の最新版を確かめてください。 総務省・経済産業省の「AI事業者ガイドライン」や、国の指針は更新されることがあります。体制を見直すときは、それぞれの最新版を確かめてください。法令や規程に関わる判断は、弁護士などの専門家に確かめていただくと安心です。
  • このひな形は参考のための資料で、監査・評価・認証に代わるものではありません。

よくあるご質問

Q小さな会社でも、ここまでの体制が要りますか?

A役割を分けて書いておくことが目的で、一人が複数の役割を担ってもかまいません。たとえば、責任者は経営者、事務局と相談窓口は総務の担当者が兼ねる形でも始められます。会社の規模に合わせて、使わない役割の行は消してください。

Q既存の会議にまとめてもよいですか?

A新しい会議を作らず、経営会議や部長会の議題の一つとして扱う方法もあります。その場合も、議題の例のうち、利用の状況・申請の審議・ルールの見直しを定期的に扱う時期を決めておくと、取り組みが続けやすくなります。

関連する法令・判例・指針(参考情報)

  • 法令

    AI推進法 第7条(活用事業者の責務)

    AIを事業活動で活用しようとする者(活用事業者)は、AIの活用による事業活動の効率化・高度化や新産業の創出に努めるとともに、国と地方公共団体が行う施策に協力しなければならないとしています。

    人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律・令和7年法律第53号 e-Gov 法令検索で開く

  • 指針

    総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン」(第1.2版(2026年3月31日))

    AIを安全・安心に活用するため、AIの開発・提供・利用に関わる事業者が取り組む事項をまとめた指針です。事業者を「AI開発者」「AI提供者」「AI利用者」に分けて示しています。拘束力のない文書で、状況の変化に応じて更新されています。

    発行元の公式ページで開く

法令は2026年10月26日時点の内容です。要旨は編集部が平易にまとめたもので、条文・判決・指針の全文ではありません。個別の事案への当てはめは、弁護士などの専門家にご確認ください。表記の決まりは関連する法令・判例・指針(凡例)をご覧ください。

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