PILLAR 07 / 07
ガバナンスと法令
この柱で見ること
生成AIの利用ルール、責任者、国の指針や法令への対応が整っているかを見ます。
なぜ大切か
ルールがないまま使うと、機密や個人情報の入力、他者の権利の侵害などの事故につながるおそれがあります。ルールと責任者を決めることで、社員は迷わずにAIを使えます。
5つの段階で見ると
| 段階 | 状態 | この柱では |
|---|---|---|
| Lv.1 | 未着手 | 生成AIの利用ルールがなく、個人の判断で使われている状態です。使ってよいツールと入力してはいけない情報を決めることから始めます。 |
| Lv.2 | 試行 | ルールの案や一部の決まりがある状態です。責任者を決め、国の指針を確かめる段階です。 |
| Lv.3 | 部分活用 | ルールと責任者が決まり、運用されている状態です。業務ごとのリスクの評価と、著作権・個人情報の確認を整える段階です。 |
| Lv.4 | 全社展開 | 法令・指針への対応を確かめ、お客様への説明も整えている状態です。制度の改定に合わせた見直しを続ける段階です。 |
| Lv.5 | 価値創出 | ルールと対策を定期的に見直している状態です。海外の規制を含めて変化を取り込むことが目安になります。 |
段階ごとの次の一歩
Lv.1〜2(未着手・試行)のときの一歩
- 生成AIの利用ルール(使ってよいツール・用途)を文書にします(AI-Ready.jp のひな形もお使いいただけます)。
- 入力してはいけない情報(個人情報・機密・取引先の情報など)を、具体例とあわせて決めます。
- AIの利用と管理の責任者を決めます。
Lv.3(部分活用)のときの一歩
- AI法・人工知能基本計画・AI事業者ガイドラインの要点を確かめ、自社に関わる点を整理します。
- AIで作った文章・画像について、著作権と他者の権利を侵さない確認の手順を決めます。
- AIでの個人情報の扱いが、個人情報保護法に沿っているかを確かめます。
Lv.4〜5(全社展開・価値創出)のときの一歩
- AIを使う業務ごとに、起こりうるリスクと対策を評価する表をつくります。
- お客様にAIを使っていることを説明・表示する必要があるかを確かめます。
- ルールと対策を見直す時期を決め、制度の改定に合わせて更新します。
診断で確かめること(本格診断の10問)
- 生成AIの利用ルール(使ってよいツール・用途)が文書になっていますか?
- 入力してはいけない情報(個人情報・機密など)が、具体的に決まっていますか?
- AIの利用と管理の責任者が決まっていますか?
- AI法・人工知能基本計画・AI事業者ガイドラインの内容を確かめていますか?
- AIで作った文章・画像の著作権と、他者の権利を侵さない確認の手順がありますか?
- AIでの個人情報の扱いが、個人情報保護法に沿っているか確かめていますか?
- EU AI法など、海外の規制の対象になる取引や事業があるか確かめていますか?
- お客様にAIを使っていることを、必要に応じて説明・表示していますか?
- AIを使う業務ごとに、起こりうるリスクと対策を評価していますか?
- ルールや対策を、制度の改定に合わせて定期的に見直していますか?
この柱の記事
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段階の目安と次の一歩は一般的な参考情報です。会社の状況により、取り組みの順番や内容は変わります。